2017/08/07

Finderレビュー



WF原型の再提出はシリコン埋めの段階まで来ました。
今度こそシリコンバリアは忘れないからな・・・
夏場とは言えシリコンの硬化は油断せずに待つつもりなのでキッチリ7時間おいておきます。
その間は手が空くので3Dプリンター Finderをセットアップする事にしました。






こちらと


3Dプリンター「Finder」のレビュー 開封・初期設定と実際のプリント">3Dプリンター「Finder」のレビュー 開封・初期設定と実際のプリント


こちらを参考にしました。
どうも動画だけだと説明に間違いがある様ですので両方見ながらやるのがベストかと思います。
ちなみにこの動画の紹介だとマニュアルが紙媒体になっていますが私が購入したものは付属のUSBの中にPDFファイルとして入っていたのでこれから買う場合はそうなっている可能性が高そうです。
最初はマニュアルが欠品してるのかと思ってびっくりしたぜ。
ちなみに箱はかなりデカいですがマニュアルによると『修理、返品の際に利用できるので保存しておいた方が良い』との事です。
いわれてみればそりゃそうだ・・・失念していて普通に処分しちゃったよ。
これから買われる方は箱を取っておくことをお勧めします。




設定自体は上記の二つを見ながらやれば簡単に終わります。
私も少し手こずって1時間程度で終わりました。
一番ややこしいのはおそらく水平出しだと思われます。
…というか調整の時ずっと思ってたんですが「隙間が大きいのでアラートが鳴るまで時計回りに台下ネジを調整してください」とかって出るんだけど時計回りにするとネジが緩むので隙間はかえって広がるんですよね。
逆に隙間が小さいときは反時計回りに~と出るんですがこれだとネジが締まるので隙間は狭まります。
どうも表示が逆という気がしてならない・・・時計回りってどっちから見て時計回りなんだ。
とは言え基本的にはヘッドが下りてきた時丁度ステージに触れるくらいでネジが3つとも同じくらいの締まり(ステージが平衡を保たれている)のを意識すれば少しづつ調整して完成できるかと思います。




それともう一つ出力テストで樹脂が出ないというトラブルがありましたがこれはレビュー記事の方に解決法が載ってます。
というかあらかじめそっちを読んで気を付けていたのですがそれでもノズルが詰まったので思いっきり奥に刺しこまないといかんようです。
ちなみに動画では言語の設定をしていましたが私が購入したものは最初から日本語になっていました。
マニュアル同様現行のバージョンは皆こうなってるといるのではと思います。






memori.jpg

さて早速出力テストをします。
ですがその前に付属のUSBから専用スライスソフトのFlashPrintをインストールしておきます。
ソフトを選択するとLinux、Mac、Windowsの三種類が入っているので対応する機種の物をPCにインストール。
これで準備は完了です。



face.jpg

一応FlashPrintには簡単なサンプルデータが入ってますがただの箱で造形的につまらんのでZbrushに最初から入っているサンプルのフェイスデータを使いました。
これが綺麗に出力できればフィギュアを作るうえで相当心強いのですが果たして・・・?




face2.jpg

ZbrushからSTL形式でエクスポートしてFlashPrintで読み込み。
ここでサイズや向きを変更できるのですが実際に出力される大きさがcmで表示されるのですんごい分かり易いです。
早くも私が大苦戦したサイズの調整問題があっさり解決しました。オイオイオイ期待できるわこれ。
最初からあんまりデカイのを試すのもどうかと思ったので2cmくらいの大きさでやってみます。




IMG_4673.jpg

そしてデータを出力していざスタート!
出力設定は解像度を高精度にしてヘッド温度を220℃から210℃に下げた以外はデフォルトのままです。
ステージが上昇していき少しずつ樹脂が出て来ます。
おおーー、実際に出力過程をマジマジとみると面白い。




IMG_4676.jpg
IMG_4682.jpg
IMG_4683.jpg

完成したのがこちらです。
鼻が頂点になったので切り落とした樹脂が落ちて団子鼻になりましたが眼や耳のくぼみまで再現されていて期待以上のクオリティです。
ちょっと調整すればもう普通に原型として使えそうじゃん!!!!
すごいぞー!カッコいいぞー!
後頭部はちょっとがたつきが大きいですが基本的にフィギュアの高等部ってツライチになって髪の毛と接続する形式が多いのであんまり気にならないかと。
むしろ最初から頭頂部は切り落とした状態で出力した方が安定したかも。





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気分を良くした私は間髪入れずに第二段。
次に出力するものは最初から決めておりました。
以前後輩が作ったダル太夫様です。
理由はこのデータがZbrushcoreで作られたという所にあります。
安価なCoreとFinderuの組み合わせでWFなどに出店できるクオリティの物が出力できるのならば、3Dモデリングの敷居が大きく下がるのではないだろうか。
なんせこの二つは合わせて買っても10万もしません。
Zbrushのプロ版が10万じゃ買えない事を考えると学生がアルバイトでちょっと頑張れば手が届くこのお値段は大変魅力的です。
そんなわけで後輩にSTL形式でエクスポートしてもらいいざ出力。
なんかCoreでSTL形式に出力するのはえらい面倒そうでした。
書き出しにポリゴン数の制限があったりするしそのあたりの兼ね合いだろうか?




darudayu2.jpg

というわけでサクッと行きましょう。
後輩から送られてきた段階では某団長の様にうつぶせに転がっていたのでFlashprintで向きを直して大きさはちょっと大きくして5cmほどで出力。さあどうなる!




IMG_4684.jpg

・・・最初の方は上手くいっていたのですが唐突にアクシデント発生!!
ダルマ体系ゆえに底面の設置面積が少なかったのか出力中に底がステージからはがれてしまいました。
こうなるとまともな出力が不可能なのでやり直し。
こういうトラブルが起こりうるので出力が自動とは言えどもなるべく近くにいた方が良さそうです。
放っておくと熱したヘッドをステージに直に着けてステージが溶けたりしかねませんからね。





darudayu.jpg

とは言え原因ははっきりしてるので対処は簡単です。
設定の段階でサポート材を追加すればズレの発生を防げるはず。
ついでにちょっと大きさを縮めて4cmほどにしておきます。
サポート材を追加するというボタンをポチっと押せば自動でサポート材を形成してくれるので超便利。
まあシングルヘッドなのでサポート材も樹脂で賄うんですが後でニッパーできれば済む話です。
サイズ以外の設定はフェイスパーツと同じで高精度+210℃。




そんなわけで再チャレンジ。
対策ができたので今度は上手くいきました。
出力時間は1時間半くらい。このサイズとディティールなら早いくらいに思えます。




IMG_4686.jpg

そして完成したのがこちら!!
これはスゴイ!!分かりづらいですが瞳や口までバッチリ再現してあります。
データ時点でもう少しモールドを深くして磨いてやれば十分原型に使用できるのではないでしょうか!
結果は大成功です。
同時に底面が不安定な場合はサポート材を使うべしというのが分かりました。
ただ、一つだけ欠点があって出力設定の際に高さは4cmにしたのですがどうみても3cmくらいしかないぞ・・・
この辺は要検証ですね。




さてそんなわけで今日一日触っただけですがセットアップから出力まであっという間にできました。
一般家庭と3Dプリンタの距離がこんなにも縮まっていたなんて改めて驚きです。
ホントにもうちょっと手こずるのかと思いましたがトラブルらしいトラブルも殆んどないまま満足のいくクオリティの物が出力されました。
個人的な感想だと69,800円の価値は十分にあります。
以下、気になった点や気づいた点のまとめです。




・操作方法は分かり易いがマニュアルはやや不親切で、付属品としてノリがついてくるが何に使うものなのか全く説明がありません。
どうやらステージに塗って反りを防いだり出力品をはがしやすくするものらしいんですがステージを洗う必要があるとの事なので今回は使いませんでした。


・出力品はステージにかなり強固に接着されます。手で引っ張ったくらいでは取れないので上記のノリを塗るか最下段の部分をニッパーで挟んで歪ませて隙間を作るなど工夫が必要です。
マイナスドライバーなどをステージと出力品の間に差し込むのはステージを傷つけそうでちょっと怖いです


・私はUSB接続でやっていましたがUSBだと途中で止まるという報告も上がってました。
Wifiも電波が急に途絶える可能性があるんで(艦これのイベントで何度か泣きを見た)フラッシュメモリに入れてプリンタに差し込むのが一番安全そうです。
幸い付属のUSBが付いてますしね。しかも何気に8ギガも容量があります。
中身のデータは126MBしかないので随分太っ腹ですね・・・



・私は大丈夫でしたがAmazonレビューを見ていると初期不良で酷い状態のものがいくつかあるようです。
あくまでレビューなので100%鵜呑みに出来るわけではないですがやはり箱はしばらくとっておいた方が良いと思います。



今日の所はこんな感じで。
また今後詳しく機能の追及をしていこうと思います。
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