2015/04/18

ニンジャスレイヤーフロムアニメイシオン 感想


いよいよ昨日より、ニンジャスレイヤーフロムアニメイシオンが始まりました。
アニメ化決定の報があったのが今から約1年ほど前、去年の7月頃からヘッズになったニュービーなりに『あのエピソードは入るのだろうか』とか『あの世界観をどんな形で再現するのだろうか』というイマジナリーを脳内で幾度も繰り広げました。
以下、感想になります。
※アニメを楽しんだ方には申し訳ありませんが相当に否定的な文章が入ります、ご注意ください






まぁ、まず簡潔に思ったことを表現するとですね





      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧   良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  
    |ヽ   ~~⌒γ ⌒ ) r'⌒ `!´ `⌒) よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが
   │ ヽー―'^ー-'  ( ⌒γ ⌒~~ / 「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |  王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は
   |  irー-、 ー ,} |    /     i    作れないぞ!
   | /   `X´ ヽ    /   入  |



これに尽きます。
ハッキリ言いましょう、視聴者をナメてるとしか思えない出来です。
本作に対して制作サイドは『ニンジャスレイヤーを初めて見た時の高揚感が蘇る』だとか『アニメ版として描きながらも、ある意味原作を忠実に再現しているのではないかと思っている』と言った自信にあふれた発言を繰り返してきました。
しかしながら本編を見る限り、甚だ的外れな意見としか思えません。
それどころか本当に原作を読んだのかすら疑問に思えてきます。
私がそのように感じた理由について以下のように述べていきます。



① フラッシュアニメという手法

正確に言えばフラッシュアニメという形式自体が悪いというわけではありません。
単にフラッシュアニメとして見た場合でも出来が悪すぎて話にならないというだけです。
それはもうアニメを見て頂ければ一目瞭然なのですが、動きが硬いとか少ないどころの話ではなく動いてすらいない。
アマチュアですらそれなりのクオリティのアニメが作れる時代に一体何なんだこれは?
当然、制作会社であるトリガーとてプロのアニメーター集団、実力的に不足していたなどという理由であるはずがありません。
となればこのヘロヘロのアニメはわざと作ったという事になりますが、そんな事する理由が分かりません。
ニンジャスレイヤーを再現するために必要な演出だったという理由なら理解できるのですが、少なくとも原作を読んでいてこんな光景が頭に浮かぶものでしょうか?
どこにフジキドが腕も動かさずにスリケンを投げるだの、ニンジャがスライド移動するだのといった表現があるのでしょう?
制作予算が極端に少なかったという話も聞きますが、それにしたって素人以下の出来という事実は覆りません。




② 再現できてないストーリー

ボーン・イン・レッド・ブラックは3つある漫画の中で2作品に採用されている数少ないエピソードで、ニンジャスレイヤー誕生の経緯を描いた非常に重要な話です。
平凡なサラリマンだったフジキド・ケンジがある日突然ヤクザの抗争に巻き込まれ、ニンジャによって無残に妻子を殺された憎しみからニンジャスレイヤーが誕生する・・・というのがこの話のおおまかな粗筋です。
謂わば家族を殺された男の凄まじい憎悪からニンジャを殺す者、ニンジャスレイヤーが生まれたというのがこの話の肝であり、上記二作品は家族団らんの景色が一瞬で破壊される無残、目の前で妻子が殺されるのに自分は何もできない無力感、忍者の理不尽な暴力に対する怒り・・・と言ったフジキドがニンジャスレイヤーに至るまでの経緯が非常に丁寧に書かれています。
それに比べてアニメはどうだろうか。愛する妻子はダイジェストでいつの間にか殺されており、そもそもニンジャが妻子を殺す描写すらない。
これでは何故フジキドがニンジャを憎むのか全く理解できません。
後でナラクによって口頭で際しがニンジャに殺された説明がされますが、丁寧に描写されたマンガ版と比べるとなんとも描写不足です。
ボーン・イン・レッド・ブラックがニンジャスレイヤー誕生の経緯を描いたエピソードである以上、彼がニンジャを憎むに至った理由はもっとも重要な描写であり、ここをいい加減に書くんだったらもうレッドブラックをアニメ化する必用すらないでしょう。
どうもイヤー→グワーの応酬とか『スシを食べている』モニターみたいな表層の描写に囚われるあまり、重要な部分をずさんに扱っているように思えてきます。
いくらニンジャスレイヤーらしい描写を突っ込んでもそのせいで本編が意味不明なものになってるなら何の意味もありません。
ニンジャスレイヤーは真面目なストーリーの中で狂った展開やおかしな言い回しがあるのが面白いのであって最初からふざけた描写だけやっても白けるだけなんですよね。
とにかく、レッドブラックに至ってはスタッフが何を書くべきか全く理解してないと思います。




③全体的に雑

やや①と被りますがとにかくこのアニメは雑だという印象があります。
OPやミュルミドン戦はよく動いたと言われますがそんなに言うほど動いてたでしょうか?
そりゃ横スクロール画面に比べれば動いてましたが少なくともほかのアニメと比較してなんか優れた描写があったのかと言われれば、残念ながら私には何も見えませんでした。
普段横スクロールで動く時だけ超動くと言うならまだ納得できますが全然動かない上にたまに動いてもあの程度でしかないのなら最初から動くようにしておけよと思います。
あと原作で散々赤黒と言われたニンジャスレイヤーの装束が真っ赤なのはどうにかならなかったのだろうか。
ダークニンジャもオブシディアン色のはずなのに蛍光紫だし。
そりゃ、ニンジャのデザインは基本自由と言ってるし、グラキラだって原文の色と違うのは分かってますが3種類もある漫画と違って現在唯一のアニメ媒体なんだからそのぐらいは統一して欲しかったです。
まぁ、そんな事ラオモト=サンの別人過ぎるデザインに比べれば些細なことですが。






03e77f9e.jpg

原作及び漫画




pic_chara_03.png

アニメ

デカくする意味はあるのか・・・?



④キービジュアルと違う。

個人的にかなり問題と思ってるのがこれです。
まず、ニンジャスレイヤーのアニメ化が決定したとき発表されたのは以下のイラストでした。






53b53212840fd.jpg

これだったらどれほど良かったか・・・






53b532149ac04.jpg

次いで敵サイドのイラストが発表されて・・・








maxresdefault - コピー

最終的にこうなる。意味不明です。
正確に言えば9月に発表されたPVの時点でこれだったのですが、それでも半年以上も公式サイトや各種イベントで使われていたのは上のイラストでした。
最初のPVが発表されたとき、余りに公開されたイラストと違うので当然ながらその件への疑問が噴出しました。
それに対しても公式の回答は『我々はあれがキービジュアルと言っていない』でした。
こんな理屈がまかり通るならキービジュアルなんてもの自体が無意味でしょう。
どれだけ雑誌やインターネット上に綺麗なイラストを載せて、いざ本編が作画崩壊したとしてもあれはキービジュアルじゃないと言えば良いんですからね。
サプライズのつもりだったのかもしれませんが、ほとんど詐欺に等しいレベルです。
少なくとも私は今までこんな事したアニメは見たことありません。
前例のないことをやればなんでも斬新だとでも思ったのでしょうか?





⑤多様性の履き違い

世界中で配信するだのあえて4:3のモノラルにしただの言ってますがだからどうしたという感じです。
世界展開?まずちゃんとしたアニメを作ってから配信してください。
②で述べましたが初見の人が全くわからないような話を垂れ流したところでどうしろというのか。
モノラルの音が暖かい?4:3は縦動きが気持ちいい?
そんな拘りがあるのなら何故BD特典で16:9のステレオverが付いてくるんだ?
一見するとデカイプロジェクトに見えるけど、実際はどうでもいい部分に労力を割いて肝心のアニメ制作をおろそかにしてるようにしか見えません。
それこそニンジャスレイヤーで例えるならジツやサイバネ頼りでカラテを怠けたサンシタと何ら変わりないのでは?
どうでもいいロビー活動に終始するくらいならその労力をもっと本編に割いて欲しいと思います。
それと生放送であったあの意味不明な実写パートはなんだったのか。
ニンジャスレイヤーに殆ど関係ない与太話が延々続く無駄な尺稼ぎ。
こんなもの、別枠でラジオでも設けるか映像メディアの特典にしておくべきでしょう。





まぁ、以上が私が抱いた率直な感想でしょうか。
そもそも制作サイドも本当にコレがニンジャスレイヤーのアニメとして正しい姿だと思って作ってるんでしょうか?
いいたかないけど多様性とか低予算という言葉を逃げ口上にしてないか?
twitter連載のニンジャスレイヤー本編はトレンドの動きが本編に組み込まれたり、別アカウントの物語と突然クロスオーバーしたり、再放送中に突然新エピソードが始まる等、twitterである強みを最大限に生かして、斬新な試みで何度も読者を唸らせてきました。
一方アニメの方は無駄にチープな動きとか、ケバイ色遣いとか全部滑ってるんですよね。
何か一つでも斬新だったり目新しさを感じるものがあっただろうか。
独自路線を開拓するつもりならあのフラッシュアニメもどきも理解できますがそれが再現しきれなかったとき、それはもうただ単に出来の悪いMAD動画でしかありません。
仮にこれが話題集めの演出で2話以降、あるいは2016年に地上波で放送されるスペシャルエディションがまっとうなアニメになったとしても、重要エピソードの一つであるレッドブラックをこんな形で使い潰した事実は消えないんですよ。
勿論、それらを踏まえたうえで高評価を与えているヘッズや視聴者も居ることでしょう。
しかし一方で激しく期待を裏切られた人がいるのも事実です。
正直、公式ツイッターが決して「シリアスなんだぞ!」と襟首を掴んで壁に押し付けたり、いじめたらダメだ。と自説を押し付けるような真似はやめてほしいとか言ってるけど、ならそっちこそこれをニンジャスレイヤーだと言い張って配信するのをやめろよと言いたくなる。
読者一人一人のイメージを大切にすることが多様性を認めることだと言うのならなんで本編の要素が全く描けていないアニメを公式として配信するんだよ?おかしいじゃないか。




色々と書き連ねましたがまぁ、一応もう少しは視聴しようと思います。
来週はマシン・オブ・ヴェンシェンスか。
空中でグリグリ動く話をこの形式で再現できるとは思えませんが・・・
あとヤモト=サンはしっかり書かれてたのでラスト・ガール・スタンディングはもしかしたら描写方法が変わるかもしれませんね。
まぁ、今更まともに描いたところで『最初からそうしろよと言われるのがオチなんだろうけど・・・
はぁ・・・なんでこんなことになっちゃったんだろう・・・

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