憧れと挑戦を胸に



苦い敗北の記憶から数日、セカイは己の戦闘スタイルを見直していた。
そのためにはカラテだ!カラテあるのみ!!(※次元覇王流です)
まじめに解説するとよりガンプラとの一体感を高めるためにビルドバーニングの可動範囲を調べつつ、その動きに合わせて演舞を行っていたのだ。
音速を超えるために関節が増える妄想に耽るとかよりよっぽど現実的なトレーニングですね。
肩が抜けやすいという欠点こそあるもののビルドバーニングは可動に関してはHGの中でも随一なので安心だ。
良かったな、セカイ。ドムの中から出てきたのがメカニックモデルのシャアザクとかじゃなくて。
足首が動かないから終始C3-POみたいな歩き方を強いられるようになるぞ。




そしてそんな弟を優しく見守るミライお姉ちゃん、セカイを応援するために一肌脱ぐ・・・
ってホントに脱いだーー!?
なんだか知らんが、とにかく良し!!!
いや、この唐突な水着アンブッシュは決して安易なサービスシーンではない。
宇宙空間での動きを会得すべく水中を必要としたセカイの為にプールを貸し切るためあえて水着になったのだ!
一見するとプールを使うのはセカイなんだから姉ちゃんが脱ぐ必要性は無いかのように見える。
だが、おそらく水泳部の連中がプールを化したのはお姉ちゃんの水着を拝むためであってガンプラと一緒に水没してる弟の事などどうでも良いのだろう。
しかも弟がプールを独占してる間、お姉ちゃんは陸に上がっているから水着を見たい水泳部達も願ったり叶ったりの状態なのだ。
弟と水泳部、両方に得をさせる恐るべきwin-win関係が築かれている。
恐るべくはミライ姉ちゃんのマネジメント能力、たぶんピンクの粒子も通常の3倍くらいの勢いで出しまくってるに違いない。
水泳部もすっかり骨抜きだ。しかし本当にいい笑顔してるなコイツら。
『一億円用意してくれないか』と言われたら迷わず消費者金融に駆け込みそうな雰囲気を感じられる。
ミライおねえちゃんの魅力は既に兵器の範疇ですな。



セカイが己を磨き続ける一方で彼を焚きつけた当人はある人物に会うために宮里学院を訪れていた。
目当ての相手はスドウ・シュンスケ。
依頼されたガンプラ、百万(メガ)式を納品するためだった。
自分で作ったんじゃないんですか!?
ファイターたるもの自分の自分で用意するのが当然だろうがッ!!
・・・と思ったけどそもそも主人公からして自分で作ったガンプラ使ってなかった。
さらに言うなら前作主人公も大半は相棒が作った機体で戦っていた。
まぁでもセイはチームメイトだったからなぁ・・・完全外注の機体で戦うってのはなんか違う気がする。
どうもミニ四駆で言う親父マシンと同じ匂いがしてしまうんだよなぁ。
まぁこっちは操縦スキルも必要になるし、プロではなくわざわざ中学生モデラーに依頼するあたりはシュンスケなりにフェアな条件を整えたつもりかも知れない。
『敵にガンプラを与えて不利になったらどうすんの?』と煽る紅一点のツバサちゃんサカシタ・ヨミに対し、ミナトは『心形流を極めるのが先だから選手権には出ない』というが・・・




セカイとユウマが着々と地区予選に向けて準備を進める中、いまだ新機体が決まらないフミナは悩んでいた。
そんな中で彼女はガンプラバトルを始めるきっかけになった出来事を話す。
幼き日の頃、世界大会で次々と相手を打ち負かしていく一体のガンプラ。
そのプレイヤーは女性だった。
こうしてこの日からホシノ・フミナはナデシコジャパンの選手に憧れるより・・・ガンプラファイターに憧れる様になった!!
しかしこの無双ぶりを見るとやっぱりスターゲイザーは探査用に見えないな。



そしてついに迎えた地区予選当日!
各校の応援団と思われる一団が様々な応援旗をはためかせる。
『オデッサの風』『東西南北中央不敗』『俺がガンダムだ』などの威圧的な文言が並び立つ。なんたる決断的応援態勢か!!
っていうかこれは本当に応援幕なのだろうか・・・?なんか試合内容と全然関係ないことしか書いてない気がするぞ。
もっと戦いに挑む戦士にふさわしい言葉にしようよ。
『とっておきのサラダ、作っとくからな!』とか。
これだと生きて帰ってこないからダメか・・・




戦いの火蓋が切って落とされると一話以来の凄まじいガンプラバトルラッシュ!
まずはサンドロック、ストライクノワール、シュピーゲルの実体剣チームがリグ・コンティオ、バイアランカスタム、ベルティゴのチームと激突する!
ベルティゴヤッター!!Xファンからしてみれば新規作画のベルティゴとかまるで夢を見ているみたい・・・
そして活躍するサンドロック!
VSシリーズで長いこと一人だけハブられてた時代は終わったんだと言わんばかりの立ち回りだ!宇宙の心を見せつけてやれ!!



続く第二ブロックではジェミナスにハーディガンという玄人語のみのマニアックな機体が登場だ。
この世界だとこいつらもHG基準で出てるんでしょうか?旧キットの改造だったなら褒めてあげたいくらいの愛と努力だな・・・
そして謎のジムタンク。
これは!?よく分かりません!エート、分かりにくい。
世界大会にザクタンクで出てる奴がいたので期待のチョイスはまぁ納得できるんですがなんで顔がジムやねん。
直前で頭なくして仕方なくジムにしたとか08小隊のジム頭をイメージしてガンダム→ジムヘッドならぬザク→ジムヘッドの交換をやってみたとかそういうドラマを感じさせる。
いろいろな意味で注目のチームだったがボーッとしてたら水中から水泳部に引き込まれてあっさり敗退。
水泳部を使うのは中水中学、当然ながら前回冒頭でガンプラと泳いでいたアイツラだ。
ユウマも突っ込んでるけど宇宙だったらどうするつもりなんだろう?
やはりズゴッグを(ry
まじめに考えるならゼーゴックあたりかな。



そしていよいよ聖鳳学園の出番が来た。それぞれの思いを胸に三人は戦いに挑む。
あこがれのあの人のように戦うため・・・
最強を目指すため・・・
ミライおねえちゃんに釣られたため・・・
一人生の感情を剥き出しにした俗物がいますが気にしないでください。
相手は宮園学園のチームガイアドラゴン。私は気付かなかったんですが機体の色も名前もグランゾートを意識してるらしいですね。
マニアックなネタを惜しげもなくブッ込んでいくスタイル、嫌いじゃないわ!!



まず先陣を切るのは意外にもユウマ!セカイの次元覇王流は宇宙では使えないとの判断からだが、スナイパーが前線へ躍り出るのはゴールキーパーが敵フィールドへ突撃するかの如き無謀!
だがユウマが地区予選へ向けて新たに開発したライトニングバックウェポンシステムはベースとなるリ・ガズィを踏襲した変形機構を備えていた!
飛行形態に変形したライトニングガンダムは稲妻めいた高速飛行からのミサイル発射で見事に敵を打ち砕く。
GN-Xは爆発四散!サヨナラ!!



フミナも負けじと新機体の力をアピールする。
支援機かと思われたその姿は・・・ゴウランガ!
先ほどのライトニングとは真逆に飛行形態からMS形態に変形したではないか!!
SDでさらに可変機能をつけたオリジナルのガンプラ!!ガンプラを志す者であればその設計が如何に高度な計算を要するかがご理解いただける事だろう。
わずか短時間のうちにその難題をクリアしたフミナは部長の名に違わぬワザマエの持ち主!
今回は普通にビームライフルを放っただけだが更なる秘密が隠されているようだ。



そして我らが主人公、ビルドバーニング!
最大の課題であった宇宙空間での適応をいかにして克服したのだろうか!?
ここでミナトはライバルのチームメイトが先日、八つ当たりでボコボコにした相手だと気づく。
『あんなヘボと組んでて勝てるはずがない』と相変わらず上から目線のコメントを流すミナト。
以前彼はセカイの事を諺にたとえて『井の中の蛙』と称した。
だが、諺に例えるというのならば『男子たるもの三日会わざるは刮目して見よ』と言う言葉もある!
成長する戦士は以前と同じ物差しでは測れないのだ。
何、セカイ。宇宙は足場がないから踏ん張って戦うことができない?
セカイ、それは無理やり足場を探そうとするからだよ。
逆に考えるんだ、足場を作ってしまえばいいさと考えるんだ


機動戦士Zガンダム 最終話 宇宙(そら)を駆ける(ウソ)
なんと宇宙を走り出した!
な、なんだってー!!そんなのアリですか!?
おかしいぞ!これはおかしい!俺には分かる、俺は詳しいんだ!
足に展開した粒子を足場にしてそれを蹴って進んでいるというのか!さながら波紋使いが足先に波紋を流して水面を歩行するように!
より近いイメージだとヴァルヴレイヴの硬質残光と例えたほうがわかり易いか。




修行の成果によりセカイの動きは完全にビルドバーニングと一体化しているらしい。
パイロットとのシンクロ率が400%を超えています!
そして次元覇王流奥義!流星螺旋拳が炸裂ゥゥゥゥ!!!!
前も突っ込んだけどビルドバーニングが完全にセカイの動きをトレースしてるならセカイもこの技使えるんでしょうか。
手首が3600度くらい回転してるぞ。君は戦闘機人かなんかですか?
それともズームパンチみたいに一時的に関節を外して回転させてるとか。
いや、それでも筋繊維や神経がズタズタにねじ切れるだろうな。次元覇王流の謎がまたひとつ増えた。
セカイが宇宙を駆ける発送に思い立ったのは水中をキックで進むことから着想を得たのかと思ってたけど、こうもバケモノじみた描写が続くとなんか修行の果てに本当に水面を走って考えついたんじゃないかと疑いたくなってきた。
烈海王も水面走ってたし不可能とは言い切れないかも・・・
刃牙ワールドの住人なら間接外して手首回転させるぐらいできそうに思えるし。




こうして見事に一回戦を突破したトライファイターズ!
ご褒美は部長のジャンピングハグハグだ。アー・・・うらやましい。そこ変わって欲しいですね。
そしてそれを見つめる二人の怪しげな姿・・・
我々はこの男を知っている!三代目名人、ユウキ・タツヤだ!!
すいません、マスクつけてなかったんで最初見た時気が付きませんでした。
Gレコで先輩がマスクつけたと思ったらこっちの先輩がマスクはずしちゃったよ。
そしてその横に立つ実際豊満なコーカソイド女性はどうみてもフミナの憧れていた・・・
しかし、タツヤ先輩はビルドバーニングに気づいてるんだろうか?セイの作品なら当然知ってると思うが・・・


ユウマが会場の外に出るとミナトが待ち伏せをしていた。
だがミナトは自分と同じくコンテスト一筋に生きると決めたユウマが突如バトルに戻ったことに納得がいっていなかった。
彼は問い詰めに来たのだ、自分との戦いを放棄してまでユウマをバトルに駆り立てた物、それが何かを確かめるために!
Q:ガンプラバトルはやめたんやなかったんかい!
A:だって綺麗なお姉さんに誘われたし。
なら仕方ないな。
うん、そりゃぁ、無理だ。
ミナトの口ぶりからするとユウマはミナトと戦う約束をしていた可能性はある。
でも同じ約束でも正確悪い男と綺麗なお姉さん&巨乳の幼馴染の約束だったら0.01秒の逡巡もなく後者を選ぶよね。
誰だってそうする、俺だってそうする。
ましてやミライお姉ちゃんは部活一つを掌握できる程の魅惑を振りまけるのだ。
いくら何でも相手が悪すぎる、投石器と大陸横断ミサイルぐらいの戦力差があるだろう。
まぁ、なんにせよこれでミナトも参戦フラグが立ちましたね。
コンテストだけに専念するキャラが一人くらいいてもいい気はしたけどそれはカマキリ先輩がやってくれるか。


次回、戦場の支配者!!
相手は全て同じガンプラベースの改造機だ。
いよいよ本格的なチーム戦が展開されるかもしれない。
いまだ連携に不安の残るトライファイターズは大丈夫なのだろうか?
そしてどう見てもド〇グナーな3体に大張さんがどんな暴走を見せてくれるのか別の意味で目が離せない。
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コメント
ところでこの回の実体剣二刀流チームの動きはカタストロフィドライブのパロディではないでしょうか?
2014-11-25 08:25 R・のぶを URL 編集
Re: R・のぶを さん
> ところでこの回の実体剣二刀流チームの動きはカタストロフィドライブのパロディではないでしょうか?
おお!コメントありがとうございます。
こんな更新が遅いブログですがそう思って頂けたなら幸いです…
言われてみればトドメ演出はカタストロフィ・ドライブに見えますね。
BFTは色んなロボアニメのパロディが入ってますが基本サンライズ系なのでダン戦からネタを拾ってくれるかはわかりませんがもしそうだったなら嬉しいですね
2014-11-27 00:59 エズフィト URL 編集