2014/07/01

LBX列伝 第四回


今月は二話一挙掲載!!

7月からは2月以降新キットが発売されないと言う(HFディードを除く)充電期間が終わり、二ヶ月連続で新キットが発売される盛り上がりが待っている。
HJもその勢いに備えて今からエンジンかけてる感じだろうか。


舞台はA国、クリスターイングラム内の神谷重工開発部門研究所。
連載開始時から名前だけは登場していたエンペラーM5が遂に起動する。
何気に再放送ではいよいよジ・エンペラーとアキレスの初対決が始まろうとしている場面だったりする。
さすが商業上手なレベルファイブ!現実の放送とのリンクも抜かりないな!!



金と時間をかけてるだけあってエンペラーM5のテスト相手は豪華絢爛なメンツが用意されていた。
ズバリ、山野博士が開発した歴代のLBX達だ。
アキレス、オーディーン、プロト・I、イフリート。サッカーに例えるならレアル・マドリードの様なビッグネームが並べられて・・・
ってちょっと待て。>なぜこのメンツにイフリートが!?
え?もしかしてイフリートって山野博士が関わってたの?
またお前か。
何度このセリフを言ったかもう覚えてないが本当になんかあると必ずこの人の影があるな。
まぁ、イフリートは出自が明らかにされてないし以上なスペックの高さを考えればなんらかの形で山野博士が関わってても不思議ではないんだが・・・
コイツの謎は結局作中では不明なままで正体が明らかになるどころかイフリート改なんていう『それなんてジオンの白兵戦MS?』ってな派生機まで現れてますます意味わからんくなるばかりだった。
でもイフリートは出自がわからない所がかえってラスボスらしいミステリアスな魅力を持っていたとも思うのでこうした設定が明かされるのは嬉しい半面ちょっぴり残念な気持ちもある。
なんか真顔で『スカイフィッシュの正体はハエの残像ですよ』とか言われた気分だ。


それはともかく4機のLBXは一斉にエンペラーM5に襲いかかる。
殿を務めるのはオーディーンだ、数多の敵を葬ったリタリエイターの切っ先がエンペラーM5に迫る!
だが、その先端が触れもしないうちにタイラントエッジが空を切る!
オーディーン以下3体は一撃で真っ二つに叩き割られた。
ゲェー!なんという強さだ!!オーディーンの全盛期を知ってる身としては新型の噛ませ犬が定着しつつあるオーディーンの姿は複雑な心境だ。
末期の最凶死刑囚のような哀愁が漂っている。




LBXにとって最高の素材と言われるスタンフィールインゴットを用いられたその武器に切り裂けないものはない。


エンペラーM5の尋常ならざる強さを支える骨子は世界最高品質の鋼材を用いた武器にあった。
ドラクエで例えるならオリハルコンで作った剣に等しい、こりゃ強い。
予想以上の成果に生みの親であるコウスケも大満足だ。
ひと仕事終えて満足気なコウスケはクライアントに電話を入れようとする・・・
だが、突如として研究所のアラートがけたたましく鳴り響く。
暴走でございます。
しかしなぁ、承太郎。わしゃこれで三度目だぞ、建国以来三回もLBXが暴走するなんてそんな国あるかなぁ。
もはやお約束となった新型LBXの暴走事故。
暴走だけではなくガラスをぶち破って脱走→電源を落としたはずなのにッッ!と研究員が驚くと言う様式美の反応まで見せてくれます。
ともかく超能力だとか催眠術だとかそんなチャチなもんじゃぁ断じてねぇ、もっとお恐ろしいものの片鱗を味わったコウスケはすぐさま自衛手段を取る。



『行け!シャドールシファー!』

荒れ狂う暴君を阻止すべく堕天使が宙を舞う!
ディテクター事件以来すっかりシャドールシファーは彼の愛機として定着したようだ。
ゲームの裏ランバトだとルシファーに戻ってたけどアニメ設定じゃシャドールシファーが愛機なんですね。
そういえば無印の呼び出しバトルではルシファー(赤)を使ってた。
オシャレに気を遣いそうな彼のことだからあれはよそ行き用の機体だったりして。



『必殺ファンクション!』
「アタックファンクション、デビルソード!」
CCMの音声とともに、紫色のオーラをまとったへるずエッジがエンペラーM5を直撃した。
だがコウスケはわかっていた、こんな攻撃でそのLBXが止まらないことは。



シャドールシファーの専用必殺ファンクションですらコイツの前では児戯に等しいというのか!?
タイラントエッジによる攻撃をかろうじて魔王クエイサーシールドで防ぐも、壁面に叩きつけられてしまう。
LBXを4体同時にぶった切った一撃を防ぐだけでも大したもんだ、ヤマジュン製のLBXは防具にもぬかりがない。



「今だ!」
シャドールシファーは武器を投げ捨て、エンペラーM5に抱きつく。
それを確認してコウスケはCCMのコマンドを立ち上げた
『セラフィックモード』
シャドールシファーの全身が白金色に輝き始める。
フルパワーでエンペラーM5を抑えにかかる。



勝算が薄いと判断したコウスケはすかさず切り札であるセラフィックモードを発動する。
ていうかシャドールシファーでも使えたんだ。
それとなにげにあのモードの光り方が白金色だというのが判明した、ずっと何色に光るモードなのか気になってたんだよなぁこれ。
モードを発動し、互角となった間に強制終了コマンドを入力してエンペラーM5を無効化しようという作戦だ。
だが、エンペラーM5は外部からの操作を受け、スタンドアローン化されていた。
限られた人物しか知りえないこのLBXを一体誰が操作しているというのだろう!?
やがてセラフィックモードの稼働時間が尽きてしまった。
切り札を失ったシャドールシファーはエンペラーM5に抗う術をなくし、床に投げ落とされ敗北するのだった。


不可解の連続に言葉を失うコウスケ、だが異変はまだ終わりでなかった!!
エンペラーM5がマルチギミックサックの機能を使い、タイラントエッジをタイラントティターニアへと変形させる。
おそらくは、テスト状態では使用不可能な状態だったのだろう。
使えるはずのない機能を使ってみせるエンペラーM5を前にコウスケはこの日何度目かわからない驚きを見せる。




『アタックファンクション・グランドウォール!』
激しい衝撃が部屋中に舞う。そして、大きな爆発が起きた。
爆風でコウスケの体も飛ばされ、床を転がる。



コウスケはアニメでの過去二回の登場のうち、いずれもやられた後気絶していた。
今回も気絶してしまうのか!?

だが、コウスケは意識を保っていた。
彼もこの4年間で成長していたのだ。
エンペラーM5はグランドウォールで開けた大穴から外へ逃げ出した。
すぐさま追いかけようとするコウスケだったがふと振り返るとそこには倒れている部下たちの姿があった。
普段の彼ならば気にもとめないだろう。
だが、共にエンペラーM5を開発した身として、彼らの無念は痛い程理解していた。
苦楽をともにした身として情が沸いたのかもしれない。
あるいはLBXの攻撃で気絶した姿を見てシンパシーを感じたのかもしれないが。
コウスケはエンペラーM5を必ず取り戻すと心に誓うのだった。


いよいよ動き出したエンペラーM5は期待感を煽りに煽っただけあって驚異的な強さだった。
アニメでも漫画でも微妙にギャグキャラっぽい扱いだったコウスケのカッコいいところが見れたのも外伝ならではという感じです。
今回撮影に使われたシャドールシファーは以前誌上で仲居望氏が制作した物だろうか?
でもこの撮影のためだけにシャドールシファーを別でスクラッチしちゃいそうな強者が揃ってるのがHJなんだよな。
まぁ、緑色のパーツがクリアレジンという特徴のある作品なのでおそらく仲居氏の作品で間違いないだろうが。




古島

今回の作例はルシファー繋がりで神谷コウスケの声を務めている古島清考氏が制作したルシファーというちょっと変化球の物が掲載されている。
知ってる方も多いかもしれませんが古島氏は相当の腕前をもつモデラー。かつてビビンバードXデジトニアスⅠなどのハイレベルな作例はプロモデラーに勝るとも劣らぬ素晴らしい出来栄えと言えます。
パテの造形力もさる事ながらミキシングのセンスも併せ持つというモデラーとして高水準な技量を持たれており、一モデラーとして敬意を評さずにはいられません。
是非、これからも様々な作品にとりくんで頂きたいものです。




シャドールシファー設定

最後にシャドールシファーの詳細な設定を
劇中でもエンペラーM5に食い下がった強さは山野博士の機体だからというだけでなく、コウスケ自体も手を加えていたからという面もあるようです。
注目したいのはコアスケルトンにAX系の物を使っているという点だ。
ここにかつて山野博士がイノベーターの研究所でAX-000を制作していたという設定的、技術的な繋がりが垣間見えて世界観が広がりますね。
次回はアキレスⅡの作例掲載ということでとても楽しみです!
アキレスⅡの発売日はWFの前日なのか、私は夜行バスで向かうので出発日にあたりますね。
その日のうちに片付けるか家に帰ってからゆっくり作るかこりゃ迷う。

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コメント

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感想の更新遅いから手に入らなかったのかと思ったぜ

スタンフィールインゴット
強いLBX数体相手に圧勝
そして暴走
まるでオーレギオンのような暴走の仕方
さて今回は誰が犯人なのやらワールドセイバー辺りかなあ・・・ 
しかしコウスケは相変わらずかませっすな、今回はこれで終わらないと信じてはいるぜ

山野博士製のアキレス、オーディーン、プロト・I、更に山野博士製じゃないけどイフリートも用意したってことだと思いますよ、さすがに(笑)
エンペラーM5は様々なプレイヤーの動きをトレースしているようですが、それも圧倒的な強さの一因なのかもしれませんね

Re: タイトルなし

> 感想の更新遅いから手に入らなかったのかと思ったぜ

大変申し訳ありませんでした。
感想は遅れることもあるかもしれませんが、必ず!必ずや最後まで上げ続けるのでどうかこれからもご容赦くださいまし…



> まるでオーレギオンのような暴走の仕方
> さて今回は誰が犯人なのやらワールドセイバー辺りかなあ・・・ 
> しかしコウスケは相変わらずかませっすな、今回はこれで終わらないと信じてはいるぜ

あー、ワールドセイバーは予想してなかったですね。
セレディを失った残党部隊の活躍とかでしょうか?残党といえば某宇宙世紀なんかじゃ国が滅んで20年近くたってもまだ残党がいたりしますもんね。
コウスケ君はここであっさりリタイアかと思いきや再登場を匂わせる退場の仕方でしたね。
これはここぞという所で現れて美味しいところを持っていくポジションか・・・
なんにせよ一応美形キャラという扱いなのにネタキャラ化が深刻化してるのでそろそろカッコいいところを見せて欲しいですね。

Re: やまとさん

> 山野博士製のアキレス、オーディーン、プロト・I、更に山野博士製じゃないけどイフリートも用意したってことだと思いますよ、さすがに(笑)

やっぱりそうだよね!うん!!
いや、私もそうじゃないかと思ったんですがなんなくあの博士ならやりかねないという疑念がぬぐい去れなくて・・・


> エンペラーM5は様々なプレイヤーの動きをトレースしているようですが、それも圧倒的な強さの一因なのかもしれませんね

まさに北斗神拳、水影心!
もしバンの強さを正確にトレースしてるなら機体性能が差を分けることになりそう。
そうなるとアキレスⅡよりM5の方が強そうだが果たしてどうなることやら・・・

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Re: ありがとうございます。。。

> スタンフィールインゴッドで検索かけていたら、偶然見つけました:;(∩˙︶˙∩);:

コメントを見たとき椅子から転げ落ちそうになりました。
まさかご本人様にお声をかけていただけるなんて・・・
例えるならテレビもラジオもない田舎にメジャーリーガーが現れたという様な状況。
2014年下半期一番の驚きですよこりゃぁ。



> ルシファー、お褒めいただき光栄です。「こんなんで雑誌に載ってんじゃねーよ!!」とか言われないかドキドキしていたので、モデラーさんにそう言っていただけると真摯に嬉しいです。
> 技術的には、我流だし、製作は遅いし、ホントに褒められたモンじゃないんですけど、、、il||li(つд-。)il||li

最初見たとき本当にHFだと思い、既存シリーズと知ってビックリしました。
特にブースターをパテでボリュームアップした場面。
不肖ながらパテによるフィギュアのスクラッチを志す身、かような円形を綺麗に成型することがいかに難しいかというのは嫌というほど経験済みですのであれほど精度の高い盛りつけをされると言うのはいかに高い技術を持っているかというのを物語っているものだと感じます。
ちなみにガンプラ0079は私もよく覗いております。
塗装一つとっても道は果てなく、モデラーとして学ぶことがたくさんあるのだとしみじみ思います。



> 「コウスケなら、多分ここもこうだ」とか内面的なアプローチでアーマー裏にもエングレを追加したりルシファーは本当に作っていて楽しかったです。

アーマー裏にまで手を入れていたとは…
是非ともそこも見たかったですね。
やはり楽しんで作るというのが最も重要なのですね。



> かませ、経験値稼ぎ、など色々言われておりますがコウスケもアレでなかなか可愛いやつなので、今後も見守ってやってください。アレでも劇中では、主人公を含めた1対複数バトル以外では負けてはいないのですil||li(つд-。)il||li

今まで散々かませだのサンドバックだの言ってきて申し訳ありませんでした。
コウスケはダン戦の男キャラだと好きなキャラなんですけどね。
尊大な態度なのにアホっぽくて人が良さそうなのが憎めなくて・・・
そういえば彼は大抵1対多で戦ってましたね。
タイマンなら確かに強いかも・・・
外伝こそはカッコいいコウスケを見られることを期待します。
お仕事頑張ってください。
趣味の模型の方も次の作品も楽しみにしています。
もしよければこれからもよろしくお願いしますね

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Re: お疲れ様です。


> 円形ブースターは最後まで手を付けるべきかどうか迷っていた所です!!理由は仰る通り円形をカタチ作る作業が困難だと思ったからですーーー!そこを分かっていただけるのは感激ですっil||li(つд-。)il||li

やはり苦労されていましたか…
しかしその困難を乗り越え、見事に形にしてみせたのはお見事だと思います。
プラモの改造って苦境の連続ですからね…諦めない気持ちは何より大事なのだと改めて思いました。



> ブースターの接続法と盾のギミックは色々考えた結果HFが似た方法で先に出てしまい、ちょっと悔しい思いをしました(笑)

逆に考えるんだ…企業と同じ次元での発想をしていたんだと。
ただ個人的には羽の付け方は通常プラモの方が好みですね。
HFだとかっこよく角度を付けるのが難しい上に折れそうで怖い…



> そのスタンス、大変素敵だと思います!そういう姿勢の方に作品を支えて貰っていたんだと思うと、あの作品に参加できたことが本当に幸せです。
これからも頑張ってください(^ω^)

ありがとうございます。
実際ああした意見を見かけるのは初めてじゃないんですが、物事と言うのはいい面もあれば悪い面もあると思うのです。
感情が先走るとつい悪い方ばかり見てしまいがちですが、ちょっと視点を変えれば全く別の見方ができたり、悪いと思っていたものもそんなに悪くないんじゃないかと考えることができると思うんです。
今のダン戦の状況もそうですが、苦境であっても前向きに楽しめるように思って欲しいんです。
楽しむからこそ長く続けられるんだと思いますし。



> ボクも、今手掛けているLBXがちらほらありますのでどこかでお目にかけられるよう、本職ともども頑張ります:;(∩˙︶˙∩);:

それはなんとも興味深いお話…!
今度はどんなものを見せて頂けるのやら…
本職の方も、色々と大変な業界であると聞き及びますが頑張ってくださいね!!