2014/04/29

プリンスアニメージュ インタビュー感想①

すっかり今更感がありますがプリンスアニメージュのインタビューをまとめていきたいと思います。
今回はセレディ役の阪口大助さんとキョウジ役の福島潤さんがゲストになる。
よく間違われるけど福島さんはルルーシュやレオパルドの人じゃないよ。あっちは福山潤さんね。



―セレディとキョウジは最後まで敵役として貫いたキャラクターでしたが、まずはご参加の経緯からお聞かせください



福島:僕は第13話からの参加ですが、特にオーディションもなく収録の1週間くらい前に突然連絡がありました。台本とともに、キョウジのキャラ表が入っていたんですが、「お、坊主!?」って(笑)
どんなキャラかよくわからないけど、とりあえず目つき悪い感じで行こうかなと(笑)
というか、敵役だと思っていなかったんですよね。
初登場が保健室でサボっているシーンだったんですよね。
だから、つっぱった感じの子なのかなとは思いましたが。



キョウジの声は結構はまっていたと思うのだが、オーディションがなかったという事は監督からの抜粋だろうか。
意外だったのがどんなキャラなのか詳細が明かされていなかったところだ。
まぁ、登場当初のキョウジはセリフが1個か2個しかなかったので対して問題がなかったのかもしれないが。
そういう経緯からか当初の福島さんのイメージは純粋な敵役というよりひねくれた不良生徒という感じだったようだ。
多分、料金以下のマズイ飯を出すレストランには金を払わないなんてのはしょっちゅうだけど根は優しい子、みたいな。
まぁ、実際はストレートな悪役だったわけですけど。



阪口:僕は福島君の二ヶ月後位の参加でしたが、僕も1週間前にいきなり連絡が来ました(笑)。
でも、台本と一緒についてきたセレディのキャラ表には子供姿とともに、最終回のじいさんになった時の姿もついていたので、なるほどなぁと。
あと、ラスボスだというのは聞かされていました。
ただ、どういう思想の人なのかとか、ストーリーの流れも分からないままで現場に行ったら音響監督の三間さんから「おまかせで」と言われてしまい、おお!?みたいな(笑)
とりあえず、どうとでも取れるようなニュートラルな感じで、常にニコニコ、感情の起伏をあまり出さないようにはしました。


阪口さんも福島さんと同様、キャスティングは唐突に決まったらしい。
ていうか、よく大丈夫だったな。昔こち亀で人気声優はあらかじめスケジュールがギッシリ詰まってるから契約にはかなり時間がかかるみたいな話を読んだんだが実際どうなんだろうか?
と思ったがよく考えたらセレディが初めて出てきたのが21話なので実際の登場期間は1クールちょいになるから、なんとか余裕があったのかも。
ラン役の花澤さんとかユウヤ役の梶さんとかは最近めっぽう見かける上に、Wは長期の放送だったからもっと綿密に話し合って決めたんだろうけど。
何にせよ二人共本番までどういうキャラかよく知らなかったのが印象的だ。
それでも最初から最後まで違和感を感じさせずに演じてみせるのはさすがプロという感じだ。
特に阪口さんはあまり演じない悪役だったのに物凄くハマっていた。




―セレディは登場早々にエゼルダームを作りましたよね。メンバーとはどういう関係なんでしょう

福島:「各仮想国から集められた優秀な人」としか知らないんですけど。
いただいたキャラクター相関図にも、エゼルダームの説明は「謎の国」とだけで。
なぜか髪が白くて目が赤い子ばっかりスカウトされてたんですね。

阪口:そうか、「お前、髪白いだろ!お前もお前も!」って(笑)
福島:今日時だけ髪がグレーなのは前からセレディと知り合いだったからかな?
みんな、セレディの主義主張には共鳴してるようですね。
キョウジ以外は最後までセレディと仲良くなれなかったですね~



エゼルダームやセレディと四天王の関係は結局分からず仕舞いのようだ。
個人的には彼らの髪や目が一緒なのって全員出身が同じだからだと思ってました。
和名と洋名が混じってるけど彼らの名前は偽名である可能性が高そうだし。
メタ的な都合を考えればキョウジだけ外見的に差異を入れることで彼がエゼルダームでも異端な存在である事を象徴したかったからかもしれませんね。



―逆に、セレディはアラタが大好きみたいですよね。

阪口:アラタはオーバーロードできますからね。
僕がこの作品で一番多く言ったセリフは「瀬名アラタ!」でした(笑)

福島:え?キョウジもオーバーロードできますよ?おかしくないですか?
阪口:まぁ、それは置いといて
福島:あれ?サラッと流されたぞ

セレディといえばやっぱ思いつくのが異常なまでのアラタへの執着だろう。
出てくるたびにアラタアラタ言ってたけどホントに一番多いセリフだったんだ…
土屋博士がダウンフォースと発するぐらいの頻度でアラタの名前を呼び続けてた。
だが結局どうしてキョウジに冷たくてアラタに固執してるのかは分からない。
考えられる線としてはやっぱり作中で言ってたとおり同士が欲しかったんだろうか。
キョウジはオーバーロードを使えるけどセレディの理念に共感してるわけじゃない。
ああいう性格だから命令を聞く事はあってもどういう目的があるのかとか、そういう世俗的な事には全く興味を示さないだろう。
兵隊としては優秀でも司令官になる様な性格ではないのだ。
自分の右腕として使うには能力もさる事ながら思想的な面が最も重要なのだ。
だから、自分の計画を理解してくれるオーバーロード使いとしてアラタを欲しがったのかもしれない。
まぁ、失敗しましたが。



―セレディはカイトもかわいがったみたいですが。

阪口:カイト含め、基本的にエゼルダームの連中はセレディの主義主張に賛同していますよね。
そこがブレない限りはセレディは手駒として使うんだろうなと。
でもブレればすぐに切り捨てるし、キョウジはもともとセレディの思想には賛同してないでしょ。

福島:確かに、キョウジは「セレディ!」と呼び捨てでしたもんね
阪口:僕個人としては、あそこでキョウジを切ったのが果たして正解だったのかなとは思うんですよね。
長年付き従ってくれた綾部のことも、あんなにあっさり・・・
いや、あっさりかどうかは分からないですけどね。
本人の中では葛藤はあったかもしれませんよ。
でも、ほんの一瞬で射殺してしまって「ちょっとでも異端なものが混ざったら、自分の目指す理想郷は作れない」と考えているのかなぁ。



個人的にはセレディはカイトは可愛がってなかったと思う。
ゲームでも「所詮彼ではオーバーロード使い二人に勝てるわけがない」みたいなこと言ってたし。
まぁ、必要最低限には大事に扱ったんだろうけど。
キョウジを切り捨てた件だが私としては、セレディの小物臭いイメージを最も決定づけた行為だと思う。
なんせ、あそこでキョウジを切り捨てる意味が全くない。
キョウジは確かにセレディの理想には興味なかったかもしれないが少なくともあの場面まではちゃんと命令も聞いてたし、裏切るような真似はしなかった。
単に気に入らないからクビにするだけならあのタイミングでなくても良かったはずだ。
結局キョウジはセレディに反逆して最終決戦の勝敗に少なくない影響を与えた
指導者として、そういう判断力に欠けるイメージを抱いてしまう感は否めないだろう
これによって『自分の意に背くものは容赦なく排除する冷血漢』というよりは『特に必要もなく強力なカードを切ったせいで最終的に戦力不足で負けたアホ』というイメージの方が強まってしまった様に思う。



―あの、アラタもセレディには全然賛同してませんよ?

福島:そうですよ。
阪口:確かにセレディ、えらく新たに固執しましたね(笑)
福島:しましたねぇ!(笑)
阪口:多分、力が欲しかったんですよ(笑)。コイツ使えるって!

―アラタの中に新しい可能性見たと。

阪口:そうでしょうね。結局、平等だとか貧困撲滅とか、よさそうなことを言ってますけど実際のところはオーバーロードが使える人間による選民思想なわけでしょ。
そこが矛盾してるんですよ。ともあれ、セレディももういい年ですから、若い後継者を作りたかったのかなと。それがアラタだったのかな。いくら身体改造したところで、もう限界だっただろうし。




上に書いた私の考察とかぶってしまうが阪口さん的にはやっぱりセレディは同士や後継者としてアラタを欲しがったようだ。
この辺の考えは私自身が前から思っていたことだったがセレディ役の阪口さんと同意見だったのは素直に嬉しかった。
ただ、少し気になったのはインタビュアーの「セレディはアラタの中に可能性を見た」という一文だ。
上の考察とやや矛盾するがセレディがアラタを欲したのはオーバーロード能力よりもアラタという存在自信かも知れない。
前々からアニメ感想にも書いていたがセレディの計画は無理な部分がありすぎる。
もしかしたら、セレディも本当は自分の計画では世界から争いをなくすことができないと考えていたのかもしれない。
だが、人間歳を取るとなかなか自分の考えを素直に変えられないものだ。ましてや長年夢見てきた悲願ならばなおさらである。
そこで新しい切り口が欲しかったのかもしれない。
アラタは当初ジェノックから浮き気味な正確だったが斬新な発想力や、皆を信じる心で次第にジェノックの中心的な存在になっていった。
セレディはそうしたアラタの発想力や人を惹きつける力が自分の計画に新しい風を吹かせてくれると考えたのではないだろうか。
加えてオーバーロードまで持ってるのだからもうこれは白馬に乗った王子様くらい理想の人物像だっただろう。
だが、結局セレディは自分の考えを押し付けるやり方を取ったせいでアラタに反発された。
争いのない世界を作るというだけならアラタの理解を得られた可能性は高そうだが、自分のやり方をゴリ押ししたのはアラタの可能性を欲しがると同時に自分の今までやってきたことを否定したく無いという気持ちもあったからかも。
好きな子には意地悪したくなるもんです。乙女心は複雑なんですよ(どうしてそうなる)



今日はここまで、続きは次回書きます。
いや、最初は取捨選択して今回だけでまとめる予定だったのですがこのインタビュー、内容が濃すぎて捨てる部分がないんですよ。尻尾までギッシリあんこが詰まっているタイヤキ並のボリュームだ。
と言うわけで三回くらいに分けて書いていこうと思います。
決して引き伸ばして記事数稼いでるわけじゃないのでそこんとこヨロシク

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント