2012/12/02

劇場版イナズマイレブンVSダンボール戦機W感想(後編)

※ネタバレ有りです、未見の方は注意!!!※

さてこのままではどうあってもバン達を消せないと判断したフランはサッカーとLBXで完膚なきまで叩き潰して敗北を認めさせようという手段に打って出る。
決戦の地に赴く直前に山野博士からアキレスD9とオーディーンMk2が手渡される。
イカロス二機は別に壊れたりしませんでした。
そんな訳でイナズマジャパンVSデストラクチャーズとNICSメンバーVSサンのバトルが始まる。
このバトルでオーディーンMk-2のグングニル、アキレスD9の大真空斬、ミネルバ改のメテオストライクが炸裂する。
おいおいまだ新しい必殺ファンクション使ってくれるのかよ、嬉しいことやってくれるじゃないの。





両者とも最初は有利に試合を運ぶがサンとアスタはそれらも計算の内。
双方ともブラフを掛けていただけでその本領を発揮するとあっという間に両チームはねじ伏せられる。
さらにアスタたちの能力なのか両チームとも仲間割れを引き起こす。
正確にはこれが能力によるものなのかは不明ですが神童→蘭丸やジン→ユウヤみたいに『お前らそんなことしなくね?』的な組み合わせが争い始めてたしなんか黒いエフェクトみたいなの掛かってたんでフランがなんかしらの能力を使ってたんじゃないかと私は思ってます。
しかし皆誰かに噛み付く一方で『ゴ・・・ゴメン』しか言わないユウヤはどんだけ人が良いのかと。







劣勢に立たされるイナズマ&ダン戦チームを『所詮、争いなど無益で無価値』とあざ笑う。
フランの正体はGOの未来人立ち寄りも遥かに先の未来、戦争の果てに荒廃した世界の人間だった。
超能力者としての素養があるフランは両親の元を引き離され、フラナガン機関や超兵研究所を彷彿させる胡散臭い施設でモルモットとして扱われた。
詳細は不明だがフランの能力は凄まじく予知、念動力、テレパシー等あらゆる能力を持っていた。
次元を歪ませる力は純粋に彼女の能力だったというのだからすごい話です。
ニュータイプとかイノベーターどころかほとんどハルヒか女神まどか並の能力だ。
ニコル・ボーラスも泣いて謝りそうな超パワーだ。こりゃ、戦争に使うにしても行き過ぎた力のように見える。




だが皮肉にもフラン、アスタ、サンが脱出できたのは戦争によりフランたちが閉じ込められていた施設が破壊されたためだった。
脱出できるという事に気付き、両親のもとに帰れるかもしれないという希望を抱く三人。
だが、彼女たちが外に出て見た景色はすべてが消え失せ、荒廃しきった終末の景色だった。
争いの果てに訪れた週末に絶望したフランは自らの力を持ってしてこの世に存在する次元から全ての争いの元を消し去ることを決意する。
その対象に選ばれたのがサッカーとLBXだった。





世界から戦いをなくそうとする者たちが何故玩具とスポーツを標的にするのだろうか?
フランたちがいた世界は花ですら貴重品という荒廃した世界で戦争に明け暮れてるような書かれ方だった。
争いにはネガティブなイメージしかないんだろう。
その上で幼少期から実験体扱いという境遇なので純粋な勝負と戦争との区別がついてないのではないだろうか。
同じ殴り合いでも路上の喧嘩とスポーツマンシップに則って堂々と戦う格闘技は全く違うものだ。
だがフランたちにはその区別がつかないのかもしれない。
それ故に、サッカーもLBXも相手を憎みあい、傷つけるためにやっていることだと本気で思っているのだろう。
LBXにいたっては完全否定ができないところが悲しいが。






敵との戦力差は絶望的、おまけにチームワークはガタガタ、将棋やチェスで言うところの『詰み』の状態に追い込まれたバン&ヒロと天馬。
サッカーもLBXも争いしか産まない、だがそれは本当にそうなのか?
ヒロも天馬も今まで自分たちがやってきた戦いというのはそんな物ではないという事をチームのメンバーに訴える。
損得も利害もない純粋なファイトがあるということを、戦いが何も生み出さない訳じゃないことを見せてやるぜ!
リーダーたちの激励により一行は信頼を取り戻し、劣勢だった戦いは少しずつ優勢に傾き始める。
予想だにしない反撃を受けたサンはミノタウロスを繰り出す。
ミノタウロス来た!!これは一番のサプライズだ。
思わず映画館で声を上げそうになっちまったぜ、キラードロイドの中じゃ一番の雑魚だけど
しかしそれでも一行は止まらない、デジトニアスを押し続けて打ち破りミノタウロスはトリプルヘッドスピアーが頭にぶっ刺さって停止する。
一方イナズマチームもアスタのアスタリスクロックを打ち破り、二点目を決めた。




友情パワーを見せつけられたアスタとサンは動揺する。
これまでの戦いによって得たもので叩きのめしてもより大きな力で復活するバン達。
戦いによって生まれるものは何もないと信じるアスタとサンにとってはバンや天馬達が信じるものは得体の知れないものに思えるのかもしれない。
信じるものを見つけたバン達と信じていたものを疑い始めたアスタとサン。
この時点で両者の勝敗は決していたと言えるだろう。






アスタとサンがやられてもフランは諦めていなかった!
LBX、ヘリオローザを繰り出し、最後の戦いを挑む!
正直、フランの戦闘力は高すぎる。仮にアスタとサンが見方に回ってくれても全員まとめてHBの鉛筆のようにベキッとへし折られるのがオチだろう。
つまり、力ではかなわないのだ、だが、心ならどうだろうか?
ヘリオローザの攻撃がNICS6人を襲う、バンはフランの憎しみを受け止めるんだとヒロに助言する。
勝つための戦いではない、誰かを救うための戦いをフランに見せなければならないのだ。
ヘリオローザの突進に対し、D9とMK-2はダブルレイウイングで激突する!
だがそれでも倒すことができない、もはや残った手立ては体一つでぶつかるだけ、D9とMk-2がヘリオローザにしがみつく!!
ランに向かって俺たちに構わずヘリオローザを討て!!と叫ぶバンとヒロ。
だが断る、ランも一緒にしがみつきました。
そして落下、なぜかヘリオローザはバラバラに砕け散る。なんでやねん。






ヘリオローザを討ち取ったダン戦チーム、だがその頃天馬たちもフランの必殺技(名称不明)によってゴール直前まで追い込まれていた。
このままではやられてしまう、だがここで残ったLBX達とサン、アスタが駆けつける!
これが愛と正義と友情のWゴッドハンドだァーーーーー!!


人間賛歌は勇気の賛歌!人間の素晴らしさは友情の素晴らしさ!いくら強くてもフランは友情や信頼を知らない!!ノミと同類よォーーーーーー!!!!

だが、Wゴッドハンドがフランを打ち破ることはなかった。
Wゴッドハンドはフランを優しく包み込むと静かに開放した。
変身を説いたフランの表情は先程までの憎しみに歪んだ顔ではない!母親と話す息子のように安らいでいた。





絆の力を知ったフランは現実を受け入れ、世界は元の姿に戻っていく。
世界が元に戻るとバン達と天馬達は二度と会えなくなってしまう。
だが、彼らの出会いが無に帰るというわけではなく、この戦いでもまた得られるものがあったはずだ。
ラストは未来に帰ってきたフランの前で荒廃した未来が再生し、アスタ、サン、家族が迎えに来てフランの守りたい笑顔で締めてエンド。





そんな訳で見に行く前はイナイレが優遇されるんじゃないかとかいつもの日野シナリオが炸裂するかと思いきや想像以上に楽しめました。
とりあえず、必殺ファンクションすげぇ、フランちゃんマジ可愛い、ヘリオローザちゃん超キュートという要素だけで3回は見る価値があるな。
前編でも書きましたがやはり必殺ファンクションのラッシュやミノタウロスの登場など『これやってくれたらいいのになぁ』という要素をことごとく抑えてくれたのが個人的には凄くよかった。


シナリオの方ですが思ってたより良かったです。
特に戦いを否定するだけでなく、時には戦うことも必要であることを示したこととただフランを倒すのではなく、憎しみを受け止めるような戦い方をしたのはとても良い書き方だと思いました。
覚悟のススメで是無の構えで散の痛みを受け止めた覚悟みたいでカッコよかったし、Wゴッドハンドで出した二つの手で包み込むと言うのが分かり易い書き方になってたしゴッドハンドWで出した二つの手を上手く使ってたのが良かったですね。
しかし戦いをただ否定するだけではなく、戦うことは仕方ないがそれをどう活かすかというテーマについてはパンフレットで日野さんが言ってたのでこういうふうに感じるのは製作者の意図通りだったんだなぁと思います。
ていうかそういう事が分かっているなら何でキオはただ「モウヤメヨウヨ」を連呼するだけのクソガキになってしまったのか・‥


最後のシーンに関してはバンたちが『未来を変えよう』と決意して努力したから未来が変わり、戦争が回避され元の世界に戻ったという解釈でいいんだろうか。
まぁ、なんにせよフランちゃんに救いがあってよかったです。
しかしほんとこの作品のヒロインはフランちゃんだったなー。ボスキャラもできてヒロインもできて踏んでもらいたい女性なんて最高やないか!!






まぁ、残念だったところはカズ、アミさん含め一部不遇な連中がいたことですかね、特に雪村師弟。
彼らを目当てに映画を見に行った人は泣いていい。
後、結局フランがあの船をどうやって用意したかとかそもそもどうやってLBXとサッカーのことを知ったのかとかそのへんの説明がなかったことくらいかな。
途中キャラ崩壊があった点についてはフランにそういう能力があったんじゃないかと解釈してますがここは納得できない人も多そうですね。
後はアキレスD9とオーディーンMK-2が期待されてた割にあまり活躍らしい活躍がなかったところですが・‥
これは確かにイカロスのままでも良かったと思いますね。
ただその御陰でスクリーンでWレイウイングを見れたのでまぁ、いいかなって感じです。




まぁ、欠点を差し引いてもかなり楽しめたのは事実ですし、丁度この記事を書いてる途中同僚のTSR氏から『もういっかい見に行こうぜ!』というお誘いがあったのであと一回は見に行くつもりです。
結局前売り券は使わずじまいになったのでコレクターアイテムとしてとっておこうかと思う。
それと今回の感想ですが詳細が多少あやふやなのでどこかしら間違ってるかもしれません。
特にミノタウロスが出てきたタイミングがかなり怪しいです。
もし、気がついた事があったら知らせていただくと幸いです。


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コメント

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早期DVD化希望作品

良い映画でしたね~

ネタバレ記事なのでネタバレコメントにて。

ラスト、フランが2人を呼び寄せた、っていうシーン、あれは未来の収容所が破壊され、脱出できる状態の時点で既に2人は死んでいた、っていうので合っていますかね?
本当にひとりぼっちになってしまっていた、という。
そして本当のラストで過去が変わったことにより、2人や、家族や自然が再生した、という。

スタッフロールのあとにこのシーンがあって本当に救われましたね。
子供連れだったので危うくスタッフロールの時点で席を立ってしまうところでした・・・

ガンダムやジブリ映画みたいなフィルムコミックなんていうものは発売されないんですかね?

Re: 早期DVD化希望作品


> ラスト、フランが2人を呼び寄せた、っていうシーン、あれは未来の収容所が破壊され、脱出できる状態の時点で既に2人は死んでいた、っていうので合っていますかね?
> 本当にひとりぼっちになってしまっていた、という。
> そして本当のラストで過去が変わったことにより、2人や、家族や自然が再生した、という。

私も多分それで合ってると思います。
フランが実験受けてる最中にアスタとサンがそれを見ているシーンがあったので少なくともあの二人は実在した人物という事になりますし、本物→幻に入れ替わるタイミングは収容所が破壊された時が一番それっぽいのでそう考えるのが妥当かなぁと。
最後に過去が変わったということはフランの世界の過去がイナズマかダン戦のどちらかの未来ということなんでしょうか?まあタイムリープものは複雑な理論が絡むものなのでそのへんは深く考えなくていいかもしれませんが。




> スタッフロールのあとにこのシーンがあって本当に救われましたね。
> 子供連れだったので危うくスタッフロールの時点で席を立ってしまうところでした・・・
>
> ガンダムやジブリ映画みたいなフィルムコミックなんていうものは発売されないんですかね?


フィルムコミックはぜひ欲しいところですね、資料になるのはなんでも商品化して欲しいです。
今のところそういう報せはないようですが小説版が出るという噂があるのでそちらを楽しみに待とうと思ってます。

見にいきました

僕も見にいきました!
フランちゃの声優は一発で日笠さんだなとわかりました
以外と泣ける落ち←泣いてないけど
一番印象に残っているのが壁山が宇宙人と戦ったのに宇宙人?とか言ってビビッてる?ところです(ビビッてたかな?)まあ楽しかったです

Re: 見にいきました

> 僕も見にいきました!
> フランちゃの声優は一発で日笠さんだなとわかりました

澪のやつ、しばらく見ないうちにこんなに荒んで・・・
そういえばフランが最後に使った必殺技ってコロコロを見る限りでは暗黒球というみたいですね。
なんだその元気玉みたいなネーミング・・・


> 以外と泣ける落ち←泣いてないけど
> 一番印象に残っているのが壁山が宇宙人と戦ったのに宇宙人?とか言ってビビッてる?ところです(ビビッてたかな?)まあ楽しかったです

あの人たちは自称宇宙人やから・・・(震え声)
まぁ、イナGOも今度は架空世界まで行くみたいなんでいまさら宇宙人が出てきたところで大した驚きでもなさそうなのが残念ですね。
ていうかアイツらは散々物理的法則を無視しまくったシュート技を使っていて今更自分らが普通の人間だとでも思ってるのだろうか・・・

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